かもや堂オープニングイベント初日、町のメインストリートに暖かい灯りが灯された頃、最終イベントの雑誌創刊トークが行われました。パネリストは「とんじこんじ」創刊に関わった、スペシャルアドバイザーの井口桂介さん、フォトグラファーの船橋陽馬さん、デザイナーの根岸那都美さん、地域おこし協力隊の藤原菜奈さん、REデザイン委員会の櫻田尚吾さんの5人。
トークでは、雑誌編集の楽しさや大変さが語られました。中でも特に印象に残ったのが、雑誌の顔である表紙撮影のトークでした。表紙の撮影をしたのは、なんとイベントの数日前。さらに、会場である野球場に準備のために集まったのはたったの4人。井口さんも船橋さんもこれには驚いたとのことでした。ただ、これで終わらないのが藤里町民。当日いきなりの呼び出しにも快く引き受けてくれた若者たちの協力もあり、バックスクリーンに映し出された「開幕」をバックに、藤里らしい素晴らしい表紙の撮影に成功しました。
会場に駆け付けた郷土史家福司満さんからは「今までの雑誌とは全然違ってびっくりしている」、「写真が多く、読み手にとってはとても読みや
すいのではないか」、「時間はかかると思うが、町民にこの雑誌が浸透していってほしい」と、うれしいお言葉もありました。
「とんじこんじ」の最終ページはこんな言葉で締めくくられています。『始まりのサイレンを聞いたか。相手は少々上手らしい。ど真ん中にスローボールでもいいじゃないか。緩急つけて攻めては守り、僕らの本気を見せてやろう。心に灯をともせ。その灯を明日につなぐんだ。ネバーギブアップ。』
藤里の戦いの始まり。
一回表の先頭バッターはだれだ!?