FUJISATO LIVING COLUMN

  • 暮らしのタネ
  • 2020/06/09


環白神エコツーリズム推進協議会のスタッフ、鈴木さんにエコツーリズムのこと、白神で暮らすことについて聞きました。

 


鈴木さんにとってエコツーリズムとは?
 白神山地を生かした、環境を意識した、観光、体験を通じて大切なものに気づく旅のことでしょうか。背景を考えながら場所を移動し、人文、自然科学の知識を得て、観察し推考する力、知恵を養う。概念好き、意識高い系が行うツーリズムに受け止められているようも思えますが、もっとシンプルで根源的な旅のことだと思います。

 

白神山地の日常の良さは何でしょうか?
 そこに白神山地の存在を思えること。人の手がほとんど入っていない、縄文時代の様子がいつでも待っている。人、人工物が少ない静けさの心地よさ。四季に富み、風景や山の恵みが変わっていく面白さが味わえるところでしょうか。

やりがいと難しいところはどんなところでしょうか?

 観光、環境、山や動植物について情報が集まる地域の拠点で仕事ができる。そういった知識、経験が活かせ、喜ばれ、また深めることができます。山の幸、川の幸、差し入れの幸がたまにいただけます。
 難しいところは、スタッフが少なく仕事のジャンルが幅広くなりがちになります。マニュアルがない仕事がほとんどです。OJTで仕事を覚えたりする機会が少ないため、自分で課題を設定し、解決する力が必要となります。難しい質問がたまに来ます、これ何の木ですかとか。例えば、ブヨにかまれた時のかゆさをすぐ取る方法など、難しいですよね。笑

白神山地で印象に残ったことは?
 山に出入りする人々。さまざまな仕事、興味、趣味を持った人がいること。自然、動植物の楽しみ方、山の知恵、知識などですね。

白神に暮らすことで何を感じることができるでしょうか?
 四季を感じることができます。周りは森に囲まれ、田畑があり、雪が降ります。気温、風景、旬の食材、年中行事などが季節の変化を感じさせてくれます。
 町の概要が把握しやすいように感じます。人口が多くありませんので、全住人に対して知っている人の割合が大きくなります。町が身近に、新聞の地方記事が身近なこととして感じられます。
 日常会話、生活に新鮮さを感じることができます。私は愛知出身だったため、特に初めは、初耳、初見のオンパレードです。
 接する人や周りの環境が変わることで視点が変わります。かつての自分の世界観をとらえ直し、より自分に適した生活スタイルを感じとることができるかもしれません。
 色んな違いを時に楽しみ、時に違和感を、それに慣れていく、そんな暮らしがあるように思います。

白神のいい予感とは?
美人のいい予感。
 小野小町、観光ポスターでおなじみの菅笠の美人。ホントに美人は多いのか?なぜ美人が多いのか?を見たり聞いたりしたら楽しいと思います。

日本酒のいい予感。
 秋田は酒どころとして有名。お酒好きも多いと思います。催し物が終わり反省会をしますということで神妙に行ってみると、にぎやかなお酒の席でした。なぜか反省会と言います。謙虚で周りを気にする言葉遣いでしょうか?お酒を通して性格や文化も体感できます。

なまはげのいい予感。
 あの強烈なお面とパフォーマンス。秋田、面白いかも!と思わせてくれます。

 さらに環白神エコツーリズム推進協議会は県をまたぐ会です。秋田で、青森で、いい予感に出会えると思います。

白神の麓に住む前と住んでみて違ったことは?

 閉鎖的村社会があるのでは!?と思いましたが、普通でした(同じ日本だから当たり前か)。雪、寒さが大変かな!?と思いましたが、備えして、慣れればそうでもありませんでした。
 コンビニがない、買い物が大変そうだ!と思いましたが、ネットがあるし、冷蔵庫もある、スーパーもある。遠出して繁華街へいった時のウキウキ度が増します。
 闊歩するビジネスマンも少なく、自然に囲まれ、のんびりスローライフになるか!?と思いましたが、スローな感覚で暮らしていない気がします、性格ですね。都会の喧騒がなく、動植物に囲まれているので、スローな気分に変えやすい場所ではあるかもしれません。


鈴木幸雄:環白神エコツーリズム推進協議会プログラムオフィサー。愛知県半田市出身。青年海外協力隊としてナミビア・ケニアで活動する。藤里町地域おこし協力隊を経て、令和元年より現職。

 

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