FUJISATO LIVING COLUMN

  • 暮らしのツボ
  • 2025/08/05

 

駅もコンビニもない田舎町での運転、

砂利道やカーブが続く山道を想像して

不安に思う方もいるかも知れません。

 

移住を検討中の方からも

「運転は出来るけど、山道の運転は苦手です」

「ほぼペーパードライバーなので、自信がなくて……」

などといった声を聞くこともあるのですが、

町内で日常的に利用するのは、初心者にも優しい道がほとんどです!

今回は、写真と共に道路の様子をご紹介します。

 

 

 

藤琴地区:町役場前の道。「秋田銀行」やスーパーマーケット「いとく」、床屋さんなどが並びます。

中通地区:「森のえき」「ホテルゆとりあ藤里」方面に向かう道。さらに進むと「峨瓏(がろう)の滝」や「白神山水の館」があります。

大沢地区:義務教育学校「藤里学園」の前を通りさらに進んだところ。

米田地区:霧が出ている早朝。中心部から10分程度走ったエリア。ここをさらに進むと「素波里(すばり)園地」に到着します。

粕毛地区:奥に見えるのが「藤里駒ヶ岳」。ここのカーブは急なので右折するくらいに思っておくとよい。

 

 

 

このように、生活する上でよく使う道はアップダウンはそれほどなく、未舗装の道もありません。

初心者やペーパードライバーの方にとってもそれほどハードな道路ではないようで、

「想像より平坦で、運転しやすかった」などと言った声を、旅行者や移住前に下見に来た方から聞くことも。

 

 

注意が必要なのは、集落内には道幅の狭い道路があること。

車幅や自分の運転技術に応じて、そもそもこの道路は通らない、としている町の方も多いようです。

 

藤琴地区)車がギリギリ2台すれ違えるくらいの狭さの小道。みんな譲り合って通っています。

 

 

あとはやはり、雪道の運転でしょうか。

冬期の道路は下の写真のような状況。

藤里では除雪をしっかりやってくれるので、

町外の方からは「除雪が行き届いていて、走りやすいね」と

言われることも多いです。

 

 

ちなみに、冒頭に登場した写真の山道は、

町北部にある「横倉地区」に向かう道路。

この道を使用するのは、山の中腹にある棚田や山歩きに向かう時なので

生活する上で利用する場面はほとんどありません。

 

藤里には駅がなく、バスなどの公共交通も限りがあるため、

交通手段は自家用車がメインになります。

運転に慣れていない方は不安に思うかもしれませんが、

車中心の生活は、荷物を一気にたくさん運べたり、

暑い日も寒い日も、そして雨の日も快適に過ごせるので、

一度慣れると手放せなくなります。

 

 

文=根岸那都美

 

根岸那都美(ねぎしなつみ)

わたす研究所・副代表。宮城県出身、東京から藤里に移住して9年。個人で営む「初恋デザイン」との兼業。

 

 

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