
移住をしてありがたいと思うことは、
ご近所さんからの野菜のお裾分け。
夏になれば、大量のきゅうりやトマト、
秋には、かぼちゃ、さつまいもなどなど。
冷蔵庫に入りきらないほど、大量にいただき、
食卓が豊かになります。
また、雪が解け始め、そろそろ今年も畑づくりを始めようかなという
今くらいの時期が、産直に行っても一番野菜が少ないのですが、
冬の初めころにいただいた大根やネギのストックが大活躍。
大根は軽く煮て、ネギは刻んで、冷凍庫に入れておけば長持ちします。
冷蔵庫の他にもう1台、冷凍ストッカーがほしくなるのも納得です。
「今年はたくさん採れて、食べきれないからもらって〜」
「大根あるか〜?」なんて連絡をくれたり、
朝起きたら玄関前に置いてあったり、本当に毎回ありがたいです。

大量にもらったきゅうり。漬物やサラダにしていただきます。
ご近所さんから野菜をもらうことで気付いたことが2つあります。
1つ目は当たり前のように感じますが、
野菜を育てることは大変だし、知識や経験が必要。
「せっかく地方に移住したのだから、自宅の庭に畑を作って野菜を育てよう」。
なんて考えたこともありました。
でも、実際には、畑は簡単にできるものではなく
毎日野菜の状況を見に行ったり、
夏場には暑さと闘いながら草刈りをしたり、
とても素人がすぐにできるものではありませんでした。
知識や経験がない私には、
プランターで育てることからなのかなと、
ホームセンターで買って挑戦したものの、
結局ダメにしてしまったことも。

収穫したてのにんじん。葉っぱも美味しくいただきます。
そして、2つ目は、
スーパーに並べられている野菜はめちゃめちゃ手間がかかっていること。
お裾分けでもらう野菜は、
渦を巻いたオクラや、超ビックサイズのきゅうりだったり、
形やサイズが個性的。
「畑からそのまま持ってきた〜」と渡される野菜は畑の土がついています。
畑の土は、なかなか取れにくく、タワシでこすったり、
きれいになるまで少し手間がかかります。
調理をするときも、皮が剥きにくかったり、切りにくかったりもします。
一方、スーパーで並んでいる野菜はというと、
どれもほとんど形がそろっていて、
畑の土がついたまま売っている野菜はほとんどありません。
大根もきゅうりも、まっすぐだし、
ささっと洗うだけで、じゃがいもの土もすぐにきれいになります。
農家さんたちは、
サイズをそろえたり、商品として土などをきれいに取り除いたりして、
出荷してくれているのだと改めて感じました。

渦を巻いたオクラ。ミニサイズなのが可愛い。
私が改めて気がついたこの2点、
どちらも「そんなの当たり前じゃないか」と言われてしまいそうですが、
農家さんや、毎日畑で野菜を育てている方々が身近にいるからこそ、
教えてもらえた気がします。
そんなことを考えながら、
今日はいただいたカボチャを煮物にして
美味しく食べます!

甘味が強い白いカボチャ。ヘタの部分がぼろっと取れるころが食べ頃なんだとか。
文=根岸那都美
根岸那都美(ねぎしなつみ)
わたす研究所・副代表。宮城県出身、東京から藤里に移住して約10年。昨年から、藤里と東京の二拠点居住にチャレンジ中。個人で営む「初恋デザイン」との兼業。




