連日、日本海側で大雪のニュースが報道されています。
ニュースで大変な様子を見ると、雪国への移住はためらってしまいますよね。
関東出身の私も、寒さや雪が移住を決めるボトルネックの1つでした。
では、移住してみて実際はどうか? と言うと、正直なところ、かなり大変です。
藤里町は、かまくらで有名な横手市など、
県南ほど多くは降りませんが、豪雪地帯に指定されています。
雪に慣れていない方が移住するには、冬の生活は
これまでと違うペースになるという覚悟が必要かもしれません。
では、どこから準備していけばいいでしょう?
今回は、初級編として、まずは雪かきグッズの選び方についてご紹介します。
紅葉が終わるころ、ホームセンターに行くと、たくさんの雪かきグッズが販売されています。
雪をどう処理するかによって必要なグッズが変わってくるので、
ご近所さんがどんなグッズを実際に使っているか、チェックしてから買いに行くのがおすすめです。
とはいえ、最初に揃えておくといいのは、この4点。
左手前からスノーダンプ、スノープッシャー、金属製のシャベル、ゴム手袋
スノープッシャーやスノーダンプは、
先端部分に金属カバーのあるものを使っている人が多いようです。
厳冬期には雪が氷のように固まってしまうことがあり、
プラスチックだけだと簡単に割れてしまうからです。
また、防寒用のゴム手袋をすると、
手がかじかまず滑らないので効率よく作業を進めることができます。
この4点を使って、わたけんオフィス前の雪かきをしてみます。
まずはスノープッシャーで薄く積もった雪をまとめるように寄せて
一度にたくさんの量を運べるスノーダンプで、流雪溝に雪を捨てていきます。
終了したら、金属製のシャベルで流雪溝に残った雪や氷を落として、ふたを閉めて終わり。
なお、わたけんオフィス前は流雪溝があるので、雪かきの苦労は少なめのようです。
地区によっては、流雪溝がなく、庭先や空き地にためておくか、
ためる場所がなくなってしまうと、軽トラに雪を載せて、
川沿いにある雪捨て場に、雪を捨てに行かなければいけないお宅もあります。
家選びの際には、その点も要確認です。
場合によっては、移住後数年の間は、集合住宅を選ぶという選択肢もあるかもしれません。
移住を検討されている方々から一番多い質問は、やはり雪にまつわるお話。
もちろん大変な雪のある暮らしですが、大変さだけではなく、学びや楽しみもあります。
わたけんコラムやいきかたインスタアカウントで、今後もご紹介していきます。
文=佐々木絵里子
佐々木絵里子(ささきえりこ)
わたす研究所・代表。埼玉県出身で、結婚を機に藤里町に移住して10年弱。小学生と保育園児の2児の母。