聞き書きの名手、作家の塩野米松氏の講演会がかもや堂で開かれます。
日時:11月25日(金) 18:30~20:00
場所:かもや堂
聞き書きについてはこちらご覧ください。
月刊とじこじで「聞き書き」に毎号関わってきた、地域おこし協力隊の藤原菜奈さんに聞き書きについてお話を伺いました。
『聞き書きから学んだこと』 地域おこし協力隊 藤原菜奈さん
私は、聞き書きでいろいろな話を聞けるのが楽しかったです。
初めは、お互い探り合いながら話をしていくのに、ノリ始めると話す方も細かく思い出してくるようで、その時々の情景や気持ちを、湧き出るように話して下さるんです。
そういったときは、その方が生きてきた中の大切な瞬間を分けてもらっているように感じました。
当たり前なんですけど、同じ町で同じ時代を生きていても、一人ひとりがそれぞれの経験、それぞれの心を持って過ごされているんだなぁと、私にとって聞き書きはそういうことを思う時間でした。
ただ、私も人間なので、考え方や価値観が私にはちょっと苦手と思ったときもありました。
そうすると、文章にする作業も一層やりにくいし、お話もあまりいいものが引き出せなかったかなと反省です。
たくさんの言葉と、限られた文字数の中で、どのエピソードを残すのかと迷うところなど、聞く私の方の価値観も表れてしまうことに緊張しました。
聞き書きは地域に暮す方々の想いを知る取り組みです。
この機会に、ぜひ聞き書きの世界に触れてみてください。